BtoBビジネスでメルマガ配信を行うべき理由

私は企業の支援を行う際は
メルマガを配信するようにおすすめしています。
今日はその理由について書いていきます。

見込み客(リード)を集めるために
展示会出展やWebサイト、SNSや広告等
いろいろな施策を行っていると思います。

ただ、気を付けなければならないのは
多くのリード情報が集まったとしても
活用できなければ意味がないということです。

当たり前のことのようですが、
実は展示会出展企業の半数はお礼メールすら
まともに送っていなかったりします。

せっかく集めたリード情報ですから
有効に活用しないともったいないですよね。

リードナーチャリングの重要性

BtoBのビジネスでは商品・サービスを
知ってもらったからと言って、
すぐに買ってもらえるわけではありません。

継続的にアプローチし見込み客を育成していく
リードナーチャリングを行う必要があるのです。
リードナーチャリングについてはこちら

自社の商品・サービスへ問い合わせはあったものの、
すぐに購入には至らないケースが大半です。

だからといってそこでフォローをやめてしまうと
その商品が必要となったタイミングで
競合他社に奪われてしまいます。
とはいえ、営業リソースが限られている中で
全てのリードに対してフォローするのは
現実的ではなかったりします。

そこで活躍するのがメルマガです。

メルマガ(メール配信)を活用すれば
効率的、継続的にフォローができるのです。

継続的にこちらから有益な情報を提供し、
信頼感を高め、興味関心を高めていくのです。
そして、ホットなリードへと育成できた段階で
適切にアプローチできれば成約率は上がってきます。
このようにメルマガ(メール配信)を活用すれば
効率的、効果的なリードナーチャリングが
できるようになります。

メルマガで何を書いたらいいかわからない…
とメルマガ配信を難しく考えるかもしれません。

しかし、商品・サービスを提供しているからには
お客様より専門知識も豊富であり
有益な情報も持っているはずです。

あまり難しく考えすぎず、
お客様の役に立つ情報を少しずつでも
発信していくことをおすすめします。

展示会後のお礼メールのポイント(サンクスメール・サンキューメール)

展示会出展で集めた名刺に対して
どのようなフォローを行っているでしょうか?

展示会で大量に名刺を集めたとしても
それはゴールではありません。

見込み客を育成(リードナーチャリング)し、
商談化し、契約に結び付けることが大切なのです。

そしてリードナーチャリングの第一歩となるのが
展示会後のお礼メールです。

展示会で名刺交換してくれたお礼をするとともに
自社のこと、商品のことを思い出してもらうために
お礼メールは欠かせません。
必ずお礼メールは出しましょう。

こんなことは当たり前のことなのですが、
びっくりすることにこのお礼メールすら
まともに送っていない企業も多く存在しています。

私が実際に展示会で名刺交換した企業から
お礼メールをもらったのはわずか半分でした。
https://b2bmarke.com/tenjikaifollow/

せっかく名刺を集めたのにフォローをしないのであれば
出展費用を無駄にしているようなものなので
とてももったいないですね。

逆に言うとお礼メールを出すだけでも
半分の企業よりは一歩先に進めるともいえます。

ただ、せっかくお礼メールを出すのなら
なるべく反応率を上げたいですよね。

では、どのようなお礼メールを送るべきなのか?
そこには3つのポイントがあります。

その3つのポイントとは以下の3つです。
・早く送る
・ブースの特徴を伝える
・次のアクションに促す

それぞれについて簡単に説明します。
【早く送る】

人間は1週間後には77%のことを忘れている
と言われています。

展示会で名刺交換した後、
なるべく早くお礼メールを送ることで
相手の記憶に定着させやすくなります。

できれば展示会場で入力して
当日や翌日に送るのが理想的です。
それが難しい場合でも翌週には送るべきです。
【ブースの特徴を伝える】

来場者は展示会場で多くのブースを見て回っています。
そして多くの企業からお礼メールが届いてきます。

そのため、お礼メールに会社名や商品名があるだけでは
どんなブースか、どんな商品かをはっきりとは
思い出せないということも多いです。

そこで自社のブースを思い出してもらうためにも
ブースの特徴や商品の特徴をはっきり伝え
思い出してもらうことが大切です。

ブースの写真なんかを添付するのも一つの手です。
【次のアクションに促す】

お礼メールはただ単に出せばいいわけではありません。
相手に次のアクションを起こしてもらうための
きっかけとするのが重要です。

そのためには、例えば
・Webサイトを見てもらう
・セミナーに申し込んでもらう
・無料会員登録をしてもらう
というような次のアクションへ促すことが重要です。

このように3つのポイントを押さえるだけで
反応率はかわってきます。

ぜひ参考にしてみてください。

展示会の説明員が押さえておかなければならないポイント

色々な展示会を視察し、ブースで説明を聞くときに
「この説明では全然ダメだな」
と思う説明員の特徴があります。

いい説明員か、ダメな説明員かを判断するには
たった一つの質問でわかります。

その質問とは
「他社と違う御社の強みは何ですか?」
です。

この質問に対して
「えっと・・・」
と、言葉に詰まるようだとダメです。

すぐに
「この製品は他社と違って、こんなメリットがあります!」
と即答できるようにしておかなければダメです。
あるブースでは、こんなやりとりもありました。
私  「他社と違う、御社の強みとか特徴ってなんですか?」
説明員「えっと・・・、これは○○機能があって・・・」
私  「え?それって普通の機能ですよね?他社もみんなついてる機能ですよね?」
説明員「あ、はい。でも、これが特徴で・・・」

このような説明では全然ダメですね。
来場者を多くのブースを見て回ります。
その中で競合他社のブースでも説明を受けているわけです。

そこで他社との違い、独自のウリを明確に提示しなければ
来場者の興味関心を持ってもらうことはできないのです。

なので、少なくともブースに立つ人は
自社商品の強み、他社と違う独自のウリ
については明確に言えるようにしておかなければなりません。
なお、気を付けないといけないのは
独自のウリとは機能のことではありません。
あくまでも顧客が受け取れるメリット、
提供する価値を伝えることが大切です。
ちなみにこれは実際には展示会出展だけではなく、
全てのマーケティング活動・営業活動でも同じです。

自社商品の強み、他社と違う独自のウリを明確にするだけで
売上は大きく変わってきます。

なお、独自のウリを見つけ出すためには
3C分析というフレームワークが使えます。

3C分析についてはこちらをご覧ください。
https://b2bmarke.com/3c/

そのプロモーションの目的は明確か?

私は様々なセミナーや講座を受け自分の知識と能力の向上を図っています。
そしてセミナーに参加していて改めて感じたことがあります。

それは、何をするにしても
「目的を明確にしておくこと」
がとても重要だということです。

目的を明確にしているからこそ
・なぜ学ぶのか
・何を学ばなければならないのか、
・何を実践に活かすのか
がはっきりとし、実践につながっていきます。

目的が明確でなくただ単に参加しているだけだと
「ためになったなー」で終わってしまい
実践に活かせない状態になってしまいがちです。
これは展示会出展などでも同じことが言えます。

目的を明確にせず、
・毎年出展しているから今年も出展する
・他社も出てるから出展する
・とりあえず展示会に出展したら新規開拓になるだろう
といった感じでは成果につながりません。

そうではなく
・展示会から新規顧客を○○社獲得
・有効な名刺を○○枚獲得
・セミナーに○○人誘導
などの明確な目的を持っておく必要があります。

明確な目的があれば何をしなければならないのか
がはっきりしてきます。
それにより有効な手を打つことができるのです。

何をするにしても、何のためにやるのか?
目的を明確にして実行に移していくことが大切です。

出展目的の明確化については
こちらの記事も役に立つと思います。
出展目的の明確化