1件受注するのに何枚の名刺が必要か?

漠然と営業活動・マーケティング活動
を行っても結果にはつながりにくいです。

それは何のためにその活動をしていて
その結果どうなるかがわからないからです。

そうではなく、顧客獲得までに
どのようなプロセスを経て
どのような結果が出ているか
を把握しておく必要があります。
例えば、展示会で名刺を獲得し、アポを取り、
提案し、見積もりを出し、受注する
そんなプロセスを経るとします。

つまり以下のようになります。

1)名刺獲得
2)アポ
3)提案
4)見積もり
5)受注

それぞれの割合がわかれば
受注件数から逆算ができます。

1)名刺獲得⇒アポ:10%
2)アポ⇒提案:50%
3)提案⇒見積もり:50%
4)見積もり⇒受注:40%

としたら、1件受注するために
何枚の名刺が必要かわかります。
つまり先ほどまでとは逆になりますが
5)受注:1件
4)見積もり:2.5件(40%)
3)提案:5件(50%)
2)アポ:10件(50%)
1)名刺獲得:100枚(10%)
となるわけです。
この数値を把握できていれば
もし、実際の数値と違うのであれば
どこに問題があるかがわかります。

ここを把握したうえで
展示会出展やセミナー開催、広告出稿
などをしなければならないのです。

このように営業プロセスを分解し
データを把握することで何をすべきかが
把握できるようになります。

漠然と「売上を上げろ」というのでは
何が問題なのかはわかりません。

そうではなく具体的な指示をするために
顧客獲得のプロセスを数値化して把握し
対策をとることが大切です。

展示会後のフォローはどうすべきか?

私は仕事柄、展示会によく行きます。

そこで名刺交換をさせていただくわけですが
その後のフォローがうまくできていない企業が
非常に多いということを感じています。

せっかく名刺を獲得したにもかかわらず
その後何もフォローをしない
という企業もけっこうな数あって驚きます。

実際にお礼のメールが来る割合が半分くらいです。

多額のコストと時間を費やして出展したのに
非常にもったいないと思います。

本来、展示会は出展自体が目的ではありません。

その後いかに案件化し、受注に繋げるか
というのがゴールになるはずなのです。

では、展示会で名刺を獲得した後に
どのようにすれば受注につながるのか?

ここで重要なのは名刺獲得後に
どのようなアクションを取ってもらうかという
流れ、導線を作っておくということです。
お礼メールを見てみると
「何かあればお問い合わせください」
と書いて終わりのところがけっこうあります。

しかし、これでは実際にお問い合わせは来ません。
そうではなく具体的に次に何をするのかを
明確に伝える必要があるのです
・お礼メールからセミナーに誘導する、
・無料のお試し登録に誘導する、
・まずは資料ダウンロードしてもらう
・商品ページを見てもらう
といった誘導を行うのです。

そしてその行動をとってくれた人にアポを取っていく
といった流れ、導線を作っておくことが重要です。

これらをスムーズに効率的に行うためには
マーケティングオートメーションなどを
活用することも有効だと思います。

しかし、そのようなツールがなかったとしても
顧客獲得までの流れ、導線を作っておけば
受注できる確率はグッと上がるのです。

ぜひこの動線を考えて実行してみてください。