展示会の事前集客の重要性

展示会は新規見込み客を獲得する絶好の場所です。

ただし、実は新規見込み客だけではなく
既存顧客や既存の見込み客(既存リード)
に対しても有効な場となります。

特にまだ関係性が出来上がっていない
既存の見込み客(既存リード)に対しては
関係性を強化できるチャンスです。

なかなかアポは取れない、
セミナーにも来てくれない、
という状態のリードであったとしても

「その展示会はどうせ行くから、ついでにこのブースに寄ってみようか」

と思ってもらえる可能性もあるからです。

 

ですので、展示会に出展するのであれば
既存の見込み客(既存リード)に対しても
積極的に事前集客をかけるべきです。

メールを送る、電話を掛ける、招待状を送る。

このような活動をすることにより
再度接触できる機会ができ
より関係性を築くことができます。

そして展示会のブースに来てもらえれば
最新の情報を提供することができます。

そして、相手の現状や課題を聞き出し
それに対する解決策を提案できます。

 

展示会は新規見込み客獲得の場だけではなく
既存顧客、既存の見込み客(既存リード)
との関係性を深められる場でもあります。

展示会に出展するなら
事前集客にも力を注ぐことをお勧めします。

展示会にコンパニオンは必要か?

展示会に行くとコンパニオンが集客をしている姿をよく見かけます。

展示会は見込み客を集めることが主な目的です。
そのためにはブースに人を集める必要があります。

そこでコンパニオンが活躍するわけです。

では、コンパニオンの役割とは何でしょうか?

来場者の注目を集める、というのが主な目的かと思います。

実際コンパニオンの方がいたほうが華やかな感じがし、
注目を集めることはできます。

ですので、コンパニオンを雇うことには意味があると思います。

 

ただし、目的を間違ってしまうと、コストを無駄にする可能性もあります。

コンパニオンがいることにより、集められる人というのは
本当にターゲットとなる人でしょうか?

単に華やかなところに集まった人かもしれません。

とりあえず、コンパニオンを使えばいい、というものではないということです。

目的を見つめ、その目的に向かい効果的に活用することが重要なのです。

展示会でミニセミナーをやったほうがよい理由

展示会に出展するのであれば、ミニセミナー・デモ・プレゼンテーションをすることをお勧めしています。
10分程度の短いものでけっこうです。

これをやるだけで集められる名刺の数が変わってきます。

ミニセミナー・デモ・プレゼンテーションをおすすめする理由

展示会の来場者の興味をひくためには、視覚や聴覚など五感に訴える必要があります。

ミニセミナー・デモ・プレゼンテーションを行うと、動きが出るので目を引きやすくなります。
また、声や音も届けることができるので、来場者の注意をひきつけやすいのです。

そしてミニセミナー・デモ・プレゼンテーションを行っていると
来場者が集まって人垣ができてきます。
するとその人垣がさらに人を呼ぶのです。
人は人が集まっている場所に集まるからです。

このようにミニセミナー・デモ・プレゼンテーションを行うことで
多くの人を集めることができるようになります。

そしてミニセミナー・デモ・プレゼンテーションが終わる際に
ブースにしっかりと誘導することで多くの見込み客と名刺交換ができます。

1小間ブースではスペース的に難しいかもしれませんが
2小間以上であればミニセミナー・デモ・プレゼンテーションを
行うことをおすすめします。

 

ノベルティは必要ですか?

「展示会に出展するのですがノベルティは必要でしょうか?」

こんな質問を受けることがあります。

この答えは
「あったらいいですけど、なくてもいいです」
です。

 

そもそもノベルティを用意する目的は何でしょうか?

それは、
ノベルティと交換で名刺を獲得するため
だと思います。

確かにノベルティが欲しい人から
名刺は獲得しやすくなります。

ただし、ここで考えなければならないのは
「ノベルティが欲しい人がターゲット層なのか?」
ということです。

ノベルティ欲しさに名刺交換したとしても
その人はターゲット層とは違い
商品・サービスに興味ない人である可能性も高いです。

そんな人たちの名刺を集めたとして、
果たして契約に結びつくでしょうか?

 

ノベルティを配るの場合、その目的が
「有効な見込み客の名刺を集めるため」でなければ
不要な名刺ばかり集まってしまう危険性があります。

本当の目的を考えて、
ノベルティを活用することをお勧めします。

展示会の出展目的は何か?

展示会出展している企業の方に
出展の目的をお聞きしてみると
大きく2つに分かれます。

「商品の認知度を高めること」と
「見込み客(リード)を獲得すること」です。

どちらにすべきかというと
「見込み客(リード)を獲得すること」
を目的とすべきです。
「商品の認知度を高めること」を
目的とすべきではありません

なぜなら、認知度向上、イメージアップというような
漠然とした目的では、効果測定ができないからです。

効果測定ができなければ、
その展示会出展が成功だったか失敗だったかも
判断することはできません。

そして、次のアクションや次回出展への
改善事項も分からないままとなってしまいます。

その結果、展示会出展したという事実だけで
満足してしまい、成果に繋がらなくなってしまいます。
昔の展示会では認知度が向上すれば自然と売り上げも
上がっていたのかもしれません。
しかし、競争が厳しくなってきた現代においては
売上に直結するような出展目的とすべきです。
売上を上げるためには
まず見込み客を集める必要があります。

展示会出展はまさに
「見込み客(リード)を獲得する」
ために出展すべきなのです。
さらに言うと
「見込み客(リード)を獲得する」
ということも最終ゴールである売上を上げる
途中経過にすぎません。
展示会に出展する際は
見込み客獲得⇒案件獲得⇒受注⇒売上
までをしっかりと考えて出展すべきなのです。

したがって、展示会出展後のフォローも含めた
計画を立てることが重要です。

精度の高いターゲットリストを作るには?

見込み客を集める方法としては
Webサイト、DM、展示会、セミナーなど
様々な方法があります。

最近はインターネットの発達に伴い
Webマーケティングの重要性は高まっています。

Webマーケティングは効率的ですが
スキルやノウハウ、情報発信量が必要となり
すぐに結果を出すことが難しいのも事実です。

重要なのは間違いないのですが
Webマーケティングだけに頼るのは難しいため
プッシュ型のマーケティングも重要となります。

プッシュ型のマーケティングとは
DMやテレマーケティングなど
こちら側から積極的にターゲット企業に
アプローチする手法のことです。
Webサイトを作ったものの
なかなか見込み客を集められないのであれば
積極的にアプローチしていく必要があります。

ただし、ここでやみくもに電話を掛けたり
DMを送ったり、飛び込み営業をしたりしていては
労力もかかり、コストもかかってしまいます。

プッシュ型のマーケティングで重要なのは
いかに精度の高いターゲットリストを作るか
ということです。
どのような企業がターゲットなのかを
しっかりと把握し、そのリストをつくり
アプローチすることで成約率は大きく変わります。

ですので、このターゲット企業の設定
というのは非常に重要なポイントとなります。
では、ターゲット企業を設定したとして
どのようにリストを作成すればよいでしょうか?

インターネットで検索して、コピペでリストを作る
ということもできますが、手間がかかってしまいます。

そのような手間をかけるのではなく
企業リストを購入してしまうというのも一つの手です。
先日、新しいターゲット企業検索サービス
「B2Beegle」というものがメディアで掲載されていました。
⇒ http://b2.beegle.jp/
■日経BP社のITProマーケティング
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atclact/activer/16/10/31/00044/

■Web担当者フォーラム
http://web-tan.forum.impressrd.jp/r/n2u/items/149726

■朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/and_M/information/pressrelease/CNRR2016149726.html
営業先のターゲット企業を、フリーワードで抽出でき
ターゲットリストを作成できるサービスです。

特徴としては
・フリーワードで検索し企業を抽出できる
・検索自体は、無料
・購入の場合は1件@20円
ということです。
このようなサービスを使うことで
手間をかけずに精度の高いターゲットリストを
入手することも検討してもよいでしょう。

「B2Beegle」の詳細は以下をご覧ください。
⇒ http://b2.beegle.jp/

顧客獲得のためにセミナーを開催しよう

御社はセミナーを開催してますか?

BtoB企業が継続的に新規顧客を獲得するための方法として
定期的にセミナーを開催することをおすすめしています。

特に展示会などに出展し、大量の名刺を獲得した後は
そのフォローアップセミナーを行うべきです。

では、なぜセミナーを開催する必要があるのか?

セミナーを開催すべき3つの理由

それには3つの理由があります。

1)優良な見込み客に来てもらえる
2)専門家になれる
3)信頼関係を構築できる

それぞれについて簡単に解説します。

1)優良な見込み客に来てもらえる

展示会で名刺交換して集めたリード情報(見込み客情報)の中には
自社の商材にあまり興味がない人もいますよね?

営業リソースにも限りがあるので、
効率的なフォローを行う必要があります。
そのためには誰が優良な見込み客なのかを把握する必要もあります。

セミナーを開催した場合、どういう人が集まるでしょうか?

御社の商材に興味がある人だけが参加してくれますよね。

つまり優良な見込み客だけが集まるので
その人たちに対してフォローすると効率がよいのです。

2)専門家になれる

通常の営業現場では、売る側はどうしても立場が下になりがちです。

しかし、セミナーでは専門的な情報を発信する
専門家という立場になれるのです。

セミナー参加者に対して
ある意味先生のような立ち位置になれるわけですね。

同じことを説明しても
・営業パーソンが話すと単なる営業トーク
・専門家が話すと有益な情報
と、聞き手側の印象が代わったりします。

ですので、セミナーで情報発信するのは有効なわけです。

とはいえ、もちろんセミナーの内容が
単なる商品説明や売込みではダメです。

お客様の役に立つ情報を提供しつつ、
自社の商材がどのようにお客様の課題解決につながるか
をアピールすることが大切ですね。

3)信頼関係を構築できる。

専門家として役立つ情報を発信してくれる人と
いつも売り込みばかりしてくる人

どちらが信頼できるでしょうか?

セミナーで役に立つ情報を発信すれば
御社への信頼度を上げることができるのです。

また、セミナーに参加してもらえれば
直接会ってコミュニケーションをとることができますよね。

1対1のアポは嫌だけどセミナーは行ってもいいかな、
と思ってる人もけっこういます。
セミナーを開催すればそんな人たちと
直接会えるチャンスでもあるのです。

まとめ

このようにセミナーを開催すれば
優良の見込み客に対して専門家としてアピールし
信頼関係を構築できるのです。

ですので、ぜひセミナーはやったほうがよいです。

とはいえ、
・セミナーでどんなことを話せばよいのかわからない
・セミナーで話すような専門的な情報はない。。。
・話すのがうまい人がいない。。。
こんな不安があるかもしれません。

どんなセミナーをすればよいかについては
また別の機会にお伝えしたいと思います。

プル型マーケティングとプッシュ型マーケティング

インターネットが発達した現代では、マーケティング活動にWebを活用することがとても重要です。

しかし、BtoBマーケティングはWebマーケティングだけで完結するかというとそうではありません。
BtoBのビジネスにおいてはプッシュ型のマーケティングを活用することも重要となってきます。

Webマーケティングのようなプル型マーケティングとプッシュ型マーケティングについて見ていきたいと思います。

 

Webマーケティング(インバウンドマーケティング)

インターネットが発達する前は、広告といえばテレビや新聞などのメディアへの広告等が主流でした。
中小企業はなかなか手を出すことができず、大手資本に対抗することが難しかったわけです。

しかし、インターネットの発展とともに中小企業、あるいは個人であったとしても自分の商品・サービスを世に発信することができるようになりました。
Webマーケティングは、たとえ中小企業であったとしても世の中にその価値を伝えることができる素晴らしいメディアです。
それまでの商圏を気にすることなく、グローバルにビジネスを展開できる可能性もあるのです。

そして、Webマーケティングを活用し実際に成功している企業が多く出てきています。
Webマーケティングを駆使できれば大きなビジネスチャンスが広がっているのです。

しかし、逆にいうとノウハウがない企業は競争が厳しくなっているともいえるのです。

  • Webサイトのノウハウがない
  • 魅力的なコンテンツが作成できない
  • Webサイトの運用ができない

このような悩みを抱えている企業も多数存在します。
では、そのようなWebサイトのノウハウがない企業はどうすればよいのでしょうか?

プッシュ型マーケティング

BtoBにおいてもWebマーケティングの重要性が増してきていますが、全てがインターネットで完結しているわけではありません。

Webマーケティング(インバウンドマーケティング)の基本は情報発信をして顧客に見つけてもらうことです。
しかし、そのようなプル型のマーケティングには弱点もあります。
顧客が来るのを待っていても、なかなか来てもらえないということもあるからです。

そのため、プッシュ型の営業手法もあわせて行くことが効果的です。
具体的にはテレアポやDM、FAXDMなどを使い自社商材を認知してもらいWebサイトや資料請求、セミナーへ誘導するのです。
Webマーケティングと違い、ターゲット企業に能動的にアプローチすることで即効性のあるマーケティング活動を行うことができます。

BtoBビジネスにおいてはこのプッシュ型マーケティングも有効活用することが、成果につなげる重要な要因となります。
Webマーケティングの親玉ともいえるGoogleもDMを送るなど、プッシュ型マーケティングを実施していることからもそれは明らかです。

ただし、プッシュ型マーケティングはやり方を間違えると効率が悪く反応率も低くなってしまいます。
やみくもな飛び込み営業やテレアポではなく、質の高いリストを整え効果的なアプローチをとることが重要です。

プッシュ型とプル型の融合

このようなプッシュ型、プル型のマーケティング手法の中から、自社に最適な組み合わせを選択することが売上アップの近道となります。

例えば、DM、FAXDMなどからWebサイトへ誘導し、資料ダウンロードやメルマガ登録を促すことで、メールアドレスなどの情報(リード情報)を入手します。
その後、メルマガ等で継続的にアプローチし、見込み客を育成(リードナーチャリング)していくのです。

このようにプッシュ型とプル型を複合的に活用することで、より成果につなげやすくなるのです。

プッシュ型とプル型、どちらか一方しか実施していないのであれば、ぜひ両方実施することをおすすめします。

展示会で有効なノベルティとは?

展示会のブースでノベルティを配っている姿はよく見かけると思います。

では、ノベルティ配布は本当に役に立っているのでしょうか?

もちろんノベルティをうまく活用しているブースもあります。
しかし、あまり深く考えず、ただ配っているだけのブースも多く見かけます。

どのようなノベルティが有効なのかについて見ていきたいと思います。

ノベルティ配布の目的は?

ノベルティを有効活用するためには、まずノベルティ配布の目的、ノベルティの役割を考える必要があります。

ノベルティ配布の目的は以下の3点があげられます。

  1. 自社の認知度向上のため
  2. ノベルティでと交換で名刺・アンケートを集めるため
  3. 自社商材をアピールするため

この中で最もおすすめするのが、「3.自社商材をアピールするため」のノベルティです。

では、なぜ「3」をおすすめするのか。
その理由を説明するために「1」「2」についても見ていきたいと思います。

1.自社の認知度向上のため

社名やロゴ入りのノベルティを配布し、継続的に使ってもらったり、他の人の目にも触れるようにすることで認知度向上を図るものです。

このタイプのノベルティとしては、ボールペンやノート、バッグ、タンブラーなどがあります。

特にボールペン(3色ボールペンなど)は定番ともいえるノベルティです。
ボールペンは日常的に使うものなので目に触れることも多いので、有効に思えます。
しかし、注意しなければならないのは、ボールペンに記載された社名やロゴはとても小さく、利用者の印象には残りにくいです。
また、ボールペンをノベルティとしている会社が多いため、あまり印象付けることはできません。

もし、認知度向上のためにノベルティを使うのであれば、オリジナリティがあり目立つものにする必要があります。

とはいえ、どんなにオリジナリティがあり、目立つものにしても、自社の商材とまったく関係のないものでは、結局ノベルティから貴社や貴社商材を想い起こさせることは難しいのが現状です。
BtoB企業では「ノベルティは面白いけど、なんの会社だっけ?」となってしまうとあまり効果的とは言えません。

ですので、認知度向上という目的はあまりおすすめはしません。

2.ノベルティでと交換で名刺・アンケートを集めるため

魅力的なノベルティで来場客の気を惹き名刺やアンケートを集めるというのもよくある手法です。
実際にノベルティによって名刺獲得をしているブースもありますので、有効な手段と言えます。

特に展示会場ではミネラルウオーターなどの飲み物やバッグなどは有効です。
展示会場は広く、また乾燥していることが多いので、喉が渇き水が欲しくなります。
また、いろいろなチラシやカタログをもらうので、それを入れておけるバッグも欲しくなります。

つまり、展示会来場者がその場で必要としているものは、気を惹きやすいということです。
ただし、これらのもの、特に飲食物は継続的に利用してもらえないというデメリットはあります。
しかし、あくまでも名刺獲得を目的とするのであれば、水やバッグなどは有効であると考えられます。

その他にも、豪華賞品があたる抽選券を配るというのも名刺獲得する手段としては有効です。
抽選会はイベント性もあり、人も集まるのでブース自体の活気が出るという効果もあります。

しかし、これらのノベルティを使う際に注意しなければならない点があります。
それは、ノベルティ欲しさに集まった人の名刺が本当に有効な名刺なのか?ということです。
来場者の多数がターゲットとなりうるというのであれば問題はありませんが、大規模な展示会では属性がバラバラな人が集まるケースもあります。

貴社の商材にまったく関係ない名刺ばかり集まり、有効な名刺が集まらなければ効果的とは言えなくなってしまいます。
また、フォローの負荷もあがることになりかねないので、気を付ける必要があります。

3.自社商材をアピールするため

それではおすすめの「3.自社商材をアピールするためのノベルティ」についてご説明します。

具体的にどのようなものかというと、例えば貴社のノウハウなど有益な情報が記載された小冊子です。

展示会来場者は有効な情報を集めることを目的としています。
展示会場で興味のある分野のノウハウ集などが配られていれば、当然欲しくなり名刺交換をしてくれます。
しかもその人は自社の商材に興味関心度が高い人たちなのです。
当然、商品やサービスについても説明を聞いてくれます。

そして、その小冊子に有益な情報があれば、貴社への関心度や信頼度は高くなります。
自社に帰った後に同僚や上司に紹介してくれるかもしれません。

このように来場客の興味関心を惹き、名刺交換に繋げ、自社商材の価値を向上することも可能となるのです。

まとめ

ノベルティを有効活用するには、まず目的設定が重要です。
名刺獲得を目的とするのは大切ですが、それだけでは不十分です。
名刺交換を促進し、自社の商材の価値向上も図れるノウハウ集などの小冊子を配ってみてはいかがでしょうか。

展示会でスタッフのやる気を起こさせるには

私は職業柄さまざまな展示会を視察してます。

人が集まらない、名刺が獲得できないブースの一番の原因はスタッフのやる気です。
⇒展示会出展で名刺が集まらないブースの特徴

やる気がないブースに人は来ないのです。
せっかく出展するのであれば人を集めたいですよね。

そうであれば、スタッフのやる気、モチベーションを上げる必要があるのです。

なぜやる気がないのか?

展示会出展には多額の費用が掛かります。
準備にも時間や労力がかかります。

展示会出展は会社にとって大切なイベントのはずなのです。
にもかかわらず、なぜスタッフのやる気がないのでしょうか?

主な理由としては3つ考えられます

  1. 出展目的が明確ではない
  2. 目標設定がない
  3. 思いを共有できていない

それぞれについて見てみましょう

問題1.出展目的が明確でない

「とりあえず展示会に出展すれば、名刺が獲得できるだろう」
「前回も出展したから、なんとなく今回も出展してみよう」

経営者やマネージャーが、このように「とりあえず」「なんとなく」出展を指示しただけ。
指示した側も目的は何なのかあいまい。
それではスタッフ自身も「まあ適当にやっておこう」となってしまいます。

解決策1.目的を明確化する

せっかく多額の費用を払って出展するのですから、しっかりと出展目的を明確化しておくことが重要です。
基本的には展示会出展の最終目的は、新規顧客の獲得、売上獲得とすべきです。

問題2.目標設定がない

目的が明確になったとしても、目標設定がないとスタッフは意欲的に動きません。
そして、その目標も「展示会で500枚名刺獲得しよう」というものでは不十分です。

解決策2.目標設定を明確化する

例えば、展示会から新規顧客を10社獲得するのが目的であれば、以下のようにゴールに到達するまでのプロセスごとに目標設定すべきです。

新規顧客:10社 ⇒ 見積提出:25社 ⇒ 提案:50社 ⇒ アポ:75社 ⇒ 名刺獲得:500枚

ゴールから逆算した目標を設定することで、その時にどのような成果を出さなければならないかが明確になります。
そして、その目標達成のためにはどうしたらよいかを考え、行動することにつながるのです。

問題3.思いを共有できていない

「上司から言われたからやっているだけ」「嫌だけどしょうがない」

このように考えているスタッフは積極的に動きません。
そうではなく、思いを共有し、目標に向かって一丸となることが大切です。

では、どうすれば思いを共有し、自主的に積極的に動いてもらえるでしょうか。

解決策3.共通の目的意識を持つ

最も大切なのは、企業の経営理念やビジョンを共有することです。
どのようなターゲットに対して、どのようなものを提供し、どのようなベネフィットを与えられるか、どのように社会貢献できるか。

これは展示会だけではなく、企業活動全てにおいて関わってきます。
従業員はお金のためだけに働いているわけではありません。
より他人や社会のためになっていると感じることでモチベーションが上がります。
このような経営理念やビジョンを共有、共感することはとても重要なことなのです。

そして、具体的な行動として、展示会では何をすべきなのかという目的意識を共有することです。
お客様に自社の商品を提供することで、お客様の役に立ち喜んでもらえる、展示会出展はそのための場であるということを共有しましょう。

まとめ

展示会に出展しても、スタッフのやる気がなければ無駄に終わります。

目的の明確化、目標設定、思いを共有しましょう。
そのためには、準備段階で一貫性のある計画を立てることが大切なのです。

すべてにおいて段取りが重要だということを意識してください。