展示会の費用はいくらくらい?

展示会に出展する費用はいくらくらいなのでしょうか?

費用が掛かるものとしては

  • 出展費用
  • ブース装飾費用
  • 人件費
  • その他費用(資料、配布物、コンパニオンなど)

といったものに分かれます。

出展費用

出展費用については、もちろんどんな展示会に出展するのか
と広さ(小間数)によって変わってきます。

ただ、一般的な目安としては、3m×3mの1小間で25万~40万くらいです。

この小間数が増えればもちろん費用もかかっていくということです。

ブース装飾費用

ブースの装飾は、小間数とどこまでかけるかによってピンキリです。

1小間のブースで20万~50万くらいが一般的です。

ただ、展示会主催者が用意しているものや
パッケージ化されたものであれば
もっと費用を下げることも可能です。

人件費

人件費は見落としがちですが、3日間何人かが張り付くことになります。

その人件費もコストとしてみておくほうが、費用対効果を正確に測れます。

その他費用

資料の印刷代、ノベルティ、コンパニオンなど、どこまでかけるかは考え方次第です。

 

このように展示会ではどこまでコストをかけるかによりますが
1小間で最低限で抑えるなら50万程度で出展することも可能です。

コストをかけなくても知恵と工夫で人の集まるブースにすることもできるのです。

展示会の準備期間は?

展示会に出展しようと思った場合
どの程度の準備期間が必要でしょうか?

最低3ヶ月の準備期間は必要と考えています。

展示会が成功するかどうかは、
企画、準備段階で決まる
といっても過言ではないです。

企画、準備をおろそかにすると
せっかく多額のコストと労力をかけても
成果につながらないものになってしまいます。

では、準備期間に何をしなければならないのか?

 

準備期間にやることは以下のようなものになります。

ブースコンセプトをしっかり作り
そこからブース装飾や資料、プレゼンを作る。

これらをしっかりと準備するためには、
やはり3か月は必要です。

展示会に出展するのであれば、
しっかりと企画、準備をすることが重要です。

 

展示会の事前集客の重要性

展示会は新規見込み客を獲得する絶好の場所です。

ただし、実は新規見込み客だけではなく
既存顧客や既存の見込み客(既存リード)
に対しても有効な場となります。

特にまだ関係性が出来上がっていない
既存の見込み客(既存リード)に対しては
関係性を強化できるチャンスです。

なかなかアポは取れない、
セミナーにも来てくれない、
という状態のリードであったとしても

「その展示会はどうせ行くから、ついでにこのブースに寄ってみようか」

と思ってもらえる可能性もあるからです。

 

ですので、展示会に出展するのであれば
既存の見込み客(既存リード)に対しても
積極的に事前集客をかけるべきです。

メールを送る、電話を掛ける、招待状を送る。

このような活動をすることにより
再度接触できる機会ができ
より関係性を築くことができます。

そして展示会のブースに来てもらえれば
最新の情報を提供することができます。

そして、相手の現状や課題を聞き出し
それに対する解決策を提案できます。

 

展示会は新規見込み客獲得の場だけではなく
既存顧客、既存の見込み客(既存リード)
との関係性を深められる場でもあります。

展示会に出展するなら
事前集客にも力を注ぐことをお勧めします。

展示会にコンパニオンは必要か?

展示会に行くとコンパニオンが集客をしている姿をよく見かけます。

展示会は見込み客を集めることが主な目的です。
そのためにはブースに人を集める必要があります。

そこでコンパニオンが活躍するわけです。

では、コンパニオンの役割とは何でしょうか?

来場者の注目を集める、というのが主な目的かと思います。

実際コンパニオンの方がいたほうが華やかな感じがし、
注目を集めることはできます。

ですので、コンパニオンを雇うことには意味があると思います。

 

ただし、目的を間違ってしまうと、コストを無駄にする可能性もあります。

コンパニオンがいることにより、集められる人というのは
本当にターゲットとなる人でしょうか?

単に華やかなところに集まった人かもしれません。

とりあえず、コンパニオンを使えばいい、というものではないということです。

目的を見つめ、その目的に向かい効果的に活用することが重要なのです。

展示会に出展は何小間がいい?

展示会のブースを出す場合、小間数を決める必要があります。

1小間が最小単位で大きくしたいなら、2小間、3小間と増やしていくことになります。
おおむね1小間は3m×3mであることが多いです。

当然ながら、小間数が多くなるについてて出展費用もかさんできます。

では、何小間で出展するのが良いのでしょうか?

コストを抑えたうえで成果を出したいのであれば、2小間がよいかと思っています。

2小間あると、入り口を広く使えます。
ブースの空間を使うことができます。
また、デモンストレーションやプレゼンテーションを行うことも可能となります。

1小間でもダメなわけではありませんが、やはり存在感が失われます。
また、1小間ブースは展示会の中でも、あまり目立たない、人通りが少ない通路になるケースも多いです。

せっかく出展するのであれば、できれば2小間は確保したほうがよいと思います。

展示会のバーコードってどうなの?

展示会では名刺を集めるのが基本ですが、
バーコードで読み取るサービスがある場合もあります。

バーコードを使うのはどうなのか?

バーコードを使うメリットとしては
・データ化がすぐできる
・名刺交換より手軽
という、主に二つがあると思います。

 

データ化がすぐできるについては、わざわざ名刺からデータ入力する必要がないのでメリットはあると思います。

しかし、名刺交換より手軽、というのは、私自身はあまり良いこととは考えていません。

だいたいバーコードを使って手軽に情報を集めようとするブースでは、ノベルティと交換で、バーコードをピッとするところが多いです。
しかし、それではノベルティ目当てで集まる人の情報ばかりとなり、ターゲットとずれるケースが多いです。

また、バーコードで読み取っただけで、名刺交換をしていない場合、来場者はそのブースの名刺を持っていないことになります。
来場者側に出展者側の情報をきちんと届けられていないという状態になってしまうということです。

ですので、バーコードを活用する場合でも、名刺交換をしておかなければ相手に覚えてもらえなくなります。
それでは、なかなか次の行動は起こしてもらえなくなってしまいます。

ツールとしてバーコードを使うのはいいと思いますが、少なくとも名刺交換はするべきだと考えています。

展示会でミニセミナーをやったほうがよい理由

展示会に出展するのであれば、ミニセミナー・デモ・プレゼンテーションをすることをお勧めしています。
10分程度の短いものでけっこうです。

これをやるだけで集められる名刺の数が変わってきます。

ミニセミナー・デモ・プレゼンテーションをおすすめする理由

展示会の来場者の興味をひくためには、視覚や聴覚など五感に訴える必要があります。

ミニセミナー・デモ・プレゼンテーションを行うと、動きが出るので目を引きやすくなります。
また、声や音も届けることができるので、来場者の注意をひきつけやすいのです。

そしてミニセミナー・デモ・プレゼンテーションを行っていると
来場者が集まって人垣ができてきます。
するとその人垣がさらに人を呼ぶのです。
人は人が集まっている場所に集まるからです。

このようにミニセミナー・デモ・プレゼンテーションを行うことで
多くの人を集めることができるようになります。

そしてミニセミナー・デモ・プレゼンテーションが終わる際に
ブースにしっかりと誘導することで多くの見込み客と名刺交換ができます。

1小間ブースではスペース的に難しいかもしれませんが
2小間以上であればミニセミナー・デモ・プレゼンテーションを
行うことをおすすめします。

 

展示会後にセミナーをおすすめする理由

展示会に出展すると多くの名刺が集まります。

ただし、名刺が集まっただけでは契約は決まりません。
当たり前ですがその見込み客リストに対してフォローを行っていくことが重要となります。

有望そうな見込み客に対してはアポイントをとるかと思います。

しかし、そこでアポが取れなかった、あるいは有望ではないと判断した見込み客はどうしているでしょうか?
間違ってもほったらかしにしてはいけません。

その時は断られた、良い反応が得られなかった、有望ではないと判断した
としても可能性がなくなったわけではないのです。

そのような見込み客に対しても、継続的にしっかりとフォローすることで契約に結びつけることができます。

そのフォローの中で、私はセミナーを開催することをおすすめしています。

セミナーをおすすめする理由

セミナーをおすすめする理由はいくつかあります。
その理由をお伝えします。

アポイントよりハードルが低い

アポイントでは相手と1対1(1社対1社)で話をしなければなりません。
来場者からするとアポイントはめんどくさい、売り込まれるのがいやといった想いを感じる方も多いです。

それに対してセミナーは、1対多になります。
そのためアポイントに比べる、心理的なハードルが下がります。

アポは嫌だけど、セミナーなら行ってみようと思う方もけっこういます。

アピールがしやすい

セミナーでは自社のノウハウや商品の良さ、実績、事例などを長時間にわたり伝えることができます。

通常の商談の場などでは、そこまでプレゼンテーションに時間をかけることは難しいです。
それに対してセミナーでは自社が伝えたいことをしっかりと伝えることができます。

そのためアピールがしやすいのです。

関係性を深められる

アポイントで訪問し商品説明をすると「営業パーソン」とみられますが、セミナーでは「講師」となれるということです。

「講師」ということはその道の専門家ということです。

セミナーをすることで単なる売り込みではなく、専門家としてアピールすことができるのです。

 

このようにセミナーには多くのメリットがあります。
ぜひ、展示会後はセミナーを開催してみてください。

展示会後のお礼メール・サンクスメールの書き方

展示会後は集まった名刺に対して、なるべく早めにお礼メール・サンクスメールを出すべきです。

来場者は多くのブースを回っているため、一つ一つのブースのことまで細かく覚えていません。
そのため、早めにメールを送ることにより、、思い出してもらい、記憶に定着させる必要があるためです。

しかし、お礼メール・サンクスメールはただ送ればいいというものではありません。

目的をもってお礼メール・サンクスメールを送らないと、成果に結びつかないのです。

展示会後のお礼メール・サンクスメールの書き方

では、展示会後のお礼メール・サンクスメールで何を書けばよいのでしょうか?

ここでは重要なのは3つをポイントについてお伝えします。

その3つのポイントとは
1)お礼
2)ベネフィット
3)オファー
です。

お礼

当たり前ですが来場してくれた方には感謝の気持ちをお伝えします。
またどんなブースであったかを思い出してもらうために、対応した内容やブースの特徴なども伝えます。

ベネフィット

来場者にとってどう役に立つかを伝えることが大切です。
自分たちの商品・サービスなどがどのように役に立つのかを伝える必要があります。

来場者は自分に関係があるものにしか興味はありません。
しっかりと来場者のベネフィットを伝えましょう。

オファー

そして最後に次に起こしてほしい行動に促すオファーを出します。
アポイントであったり、セミナーへの誘導、PDFダウンロードなど、次に起こしてほしい行動をとってもらうようにします。
もちろんそのオファー自体が魅力的でなければなりません。

次の行動を起こしてもらうことこそが、お礼メールのゴールです。

このオファーを忘れて、「何かあればご連絡ください」では連絡をもらえることはほぼありません。

 

この3つのポイントを意識してお礼メール・サンクスメールを送ってみてください。

展示会後のお礼メール・サンクスメールはいつ送るべきか?

展示会出展後に集まったリストに対して、お礼メール(サンクスメール・サンキューメール)を送ると思います。
※もしお礼メールを送っていないとしたら、問題ですので送りましょう。

では、お礼メールはいつ送るべきでしょうか?

答えとしては、なるべく早くです。

来場者は展示会で多くのブースを訪れます。
そしていろいろな情報を得て、いろいろな人と名刺交換しています。
ですので、多くのブースのことを忘れてしまっているのが現状です。

そんな中、お礼メールを早めに出しておけば
展示会が終わった後にいち早く思い出してもらうことができるからです。

これが1週間後、2週間後、1か月後となってしまっては、
もはや来場者の記憶には残ってない可能性が高くなります。

ですので、可能であれば名刺交換したその日が理想です。
遅くとも展示会後の翌週、週明けにはお礼メールを送るべきです。

もちろん、お礼メールだけではなく電話でアポを取るなども
なるべく早めに対応することが重要です。

「鉄は熱いうちに打て」
という言葉があるように、迅速な対応が重要なのです。

そうでなければ、来場者の記憶から忘れ去られ
迅速に対応した競合に奪われてしまうかもしれません。

せっかくの展示会出展費用を無駄にしないためにも
迅速なフォローを行う必要があるのです。