BtoBでもメルマガが重要な理由

新規顧客を獲得したいならメルマガを送ることが重要です。
それは法人向けのBtoBビジネスでも同じです。

なぜメルマガが重要なのか?

それは見込み客との関係性を築くためです。

多くの企業は名刺交換したり、
ホームページから問い合わせがあったり
資料ダウンロードしてもらったりすることで
見込み客(リード)情報を持っているはずです。

ところが、有効に活用されていない
という企業が非常に多く存在しています。

せっかくの見込み客(リード)がいるのに
アプローチできていないのです。

 

・展示会で名刺交換したけど興味なさそうだから・・・
・電話をかけたが契約につながらなさそうだから・・・
・商談で一度断られたから・・・
・うちとは関係ない人だから・・・

などの理由でアプローチするのをやめる
という場合はとても多いです。

ただ、その判断は本当に正しいでしょうか?

 

・たまたまその時はタイミングが合わなかっただけ
・関係ないと思っていたが実はニーズがあった
・状況が変化していた

ということで、アプローチしてみると契約につながった
ということも実はよくあることです。

勝手にあきらめる、
面倒になってフォローしない、
そのためにせっかくの機会を失っている可能性があります。

とはいえ、常に電話を架けたり、アポを取ったりするのは大変です。
手間も時間もかかってしまいます。

そこでメルマガが重要となるのです。

メルマガであれば一度の作業で多くの人に対して情報発信することができます。

そして自社の商品の良さやどんなメリットがあるのか、
顧客事例の紹介、業界の動向情報、お役立ち情報などを発信していくことで
自社の存在を見込み客(リード)の頭の中に刷り込んでいけます。

このように見込み客(リード)との関係性を構築することを
リードナーチャリング(見込み客育成)とよびます。

BtoBではすぐに購入してくれる顧客ばかりではありません。

ゆっくりと育て、関係性を築き、購入してもらう、
そんなプロセスも大切なのです。

そして、そのための有効なツールがメルマガです。

メルマガで見込み客を未来の顧客へと育ててください。

 

見込み客の心をつかむ方法

新規顧客を獲得するというのは
どの企業においても大きな課題です。

では、どのようにすれば
新規顧客を獲得できるのでしょうか?
顧客の購買心理プロセスの有名なモデルとして
AIDMA(アイドマ)モデルというのがあります。

顧客の購買は以下の5つのプロセスを経る必要がある
というものです。

1)Attention(注意)
2)Interest(関心)
3)Desire(欲求)
4)Memory(記憶)
5)Action(行動)

要するに
興味もらって、欲しいと思ってもらって、行動を取ってもらう
というステップを踏む必要があるということです。

当たり前といえば当たり前のことですね。
このプロセスの最初の段階で、まず考えなければならないのが
「いかにして見込み客の興味を惹くか」
ということといえます。

たくさんある競合商品の中から選んでもらうためには、
一目で興味を惹くことが大切になってきます。
そして、見込み客の興味を惹くために重要となってくるのが
「どのようなメッセージで訴求するのか?」
という点です。

このメッセージ作りというのはとても重要です。

商品の機能やスペックだけを前面に出しても
なかなか見込み客の心をつかむことができません。

見込み客の心をつかむためには
・見込み客にどんなメリットがあるのか?
・見込み客のどんな課題を解決できるのか?
といった「価値」を訴求する必要があるのです。

このように、顧客目線でメッセージを考える
というのがとても大切になってきます。

ぜひ見込み客の心をつかむメッセージを作って訴求してください。

良いモノ・品質が高いモノが売れるわけではない

いきなりですが、
あなたは、どういう商品を買いたいと思うでしょうか?

それは良い商品でしょうか?

もちろん良い商品の方を買いたいですよね。

ただし、購入する前に本当に良い商品なのか
正しく判断できているでしょうか?

もちろん一度使ったことがあるものであれば
良い商品かどうかは判断ができるでしょう。
でも、これまで使ったことも試したこともない
初めての商品に関してはどうでしょうか?

良い商品かどうか、使用前には判断がつかないのです。

では、初めての商品をどのように選ぶのかというと
「良さそうな商品」
を選ぶのではないでしょうか?

つまり、どんなに良い商品であったとしても
その良さが伝わらなければダメということです。

もっと買ってほしいから良いモノを作る。

それ自体は間違っているわけではありません。
でも、良いモノさえ作ればよいのかというと
それだけではダメだということです。

「うちの商品はいいもんだから
使ってもらえさえすればその良さが分かる」
という言葉をよく言いがちです。

しかし、その商品が良いモノと思わなければ
使ってもくれないわけです。

であれば、使ってもらうためには
どのようにその良さを伝えなければならないのか?
ということも同時に考えなければならないのです。

価値があるものだということを伝えることで
価値を提供することができるようになるのです。

ぜひ、あなたの商品・サービスの価値を
まだ知らない人達に伝えていってください。

自社の強みを再発見する方法

自社の商品を顧客に選んでもらうためには
自社独自の強みを訴求することが重要ですよね。

顧客は常に競合他社と比較をして
得られるメリットの高い方から購入するわけです。

ですので、自社の強みをどのようにアピールしていけるか
言い換えると「自社を選ぶべき理由」を伝えていけるか
というのがとても大切になってきます。

しかし、実際には自社の強みをきちんと伝えきれていない
そんな企業も多く見受けられます。

特別な強みがない、と思い込んでいたり
ついつい売り手目線で機能やスペックを並び立てるだけで
顧客が得られるメリットを訴求できていなかったり、
そういうことが起こりがちです。
とはいえ、自社の強みを明確にするというのも
実は難しい作業だったりします。

なぜかというと、自社のことについては
客観的に見ることができないからです。

自分たちにとってはすごいと思っているものが
実は顧客にとってはどうでもいいものであったり、

逆に、自分たちにとっては当たり前すぎて
特に伝えていなかったことが
実は顧客にとってはすごくメリットがあったり、

ということがよくあります。

ですので、強みを再発見するためには
顧客目線で自社のことを見つめなおすことが必要です。

とはいえ、社内の人だけで強みを考え直してみても
どうしても顧客目線になりきることは難しかったりします。

そこでおすすめなのが、「既存顧客に聞く」ということです。

既存顧客が購入してくれたのは、
選ぶ理由があったわけでそれを聞けばよいのです。

ただし、ここで聞き方のポイントがあります。

それは
「競合ではなく弊社を選んでいただけた理由は何ですか?」
という聞き方をすることです。

そうすることで、他社と比較して自社が優れている点を
顧客目線で知ることができます。

ぜひ実践してみてください。

その商品を買うと何がどうなる?

 

2016年6月3日に柏商工会議所主催の
展示会セミナーで講演しました。

このセミナーですが、2部構成になっており
私は第1部を担当しました。

第2部は別の方が担当されたのですが
その内容もとても役に立つ内容だったので
このメールで少し紹介したいと思います。
第2部を担当された方は
現在はフリーMC、話し方・プレゼントレーナー
として活躍されている丸山久美子さんです。

丸山さんの詳細はこちら↓↓
http://maruyamakumiko.jimdo.com/

丸山さんはイベントコンパニオンとして
3000回以上もの展示会を経験されている
展示会接客のスペシャリストです。

それもただ単に名刺を集めるというだけではなく
アポイント取得率が上がる展示会接客を行い
多くの企業の業績アップに貢献されている方です。

私は展示会出展の戦略面をお話ししたのですが
丸山さんは接客のオペレーションについて
具体的なノウハウをお話しされていました。

来場者の反応率を上げる声のかけ方のについても
説明されていたのですがそのポイントの1つが
「何が、どうなる?」です。

ついつい売り手側の目線で機能やスペックを
表現してしまいがちですが、
お客様は別にその商品自体が欲しいわけではないのです。

その商品・サービスを購入することで
「何が、どうなる?」のかを伝えることが
大切だということです。
これは私がいつもお話ししている
「顧客が得られるメリットは何?」
「どんな課題解決につながるのか?」
と同じ意味です。

○○の課題解決につながる⇒だから○○がこうなる
ということですね。

どのような課題解決につながるか?
というとちょっと難しく聞こえるかもしれませんが
「何が、どうなる?」
というシンプルな言葉だと考えやすいかもしれませんね。

ぜひ自社の商品を購入したら
「何が、どうなる」のか考えてみてください。

いいモノを作るだけでは売れないー伝えることが大切ー

「いいモノを作れば売れる」そう思っている人は多いと思います。

しかし、いいモノを作った「だけ」では絶対に売れません。
なぜかというと、顧客に知ってもらわないと買ってもらえないからです。

人は知らない物は買えないんです。

当たり前のことですね。

ですが、この当たり前のことを認識できていない企業が、実は多く存在しているのです。
特に技術力、開発力があると自信のあるメーカーでは、よくあることだったりします。

購買行動プロセスは知ること「認知」から始まる

上述の通り、どんなにいいモノであっても、知られてなければ買ってもらえません。
購買行動プロセスの最初は、知ること・認知から始まるのです。

ここで、購買行動プロセスのモデルについて簡単にご紹介しておきます。
有名な購買行動プロセスにはAIDMAの法則があります。
AIDMAは以下の頭文字となっています。

A:Attention(注意)
I:Interest(興味)
D:Desire(欲求)
M:Memory(記憶)
A:Action(行動)

なお、この5つのプロセスは、さらに認知段階、感情段階、行動段階の3つに分類されています。
それぞれの段階に対応するプロセスは以下となります。

認知段階:A(注意)
感情段階:I(興味)、D(欲求)、M(記憶)
行動段階:A(行動)

つまり、購買行動プロセスは認知から始まるということです。
なお、AIDMA以外にもAISASやAISCEASなどいろいろとありますが、全て最初はA(注意)・認知段階から始まります。

本当に当たり前のことですが、買ってもらうためには、まず知ってもらうことです。
そのためにはWebサイトや広告、展示会、メールなどで情報・メッセージを発信する必要があるのです。

価値を正しく伝えて興味を持ってもらう

情報・メッセージを発信して商品・サービスを知ってもらうのは重要ですが、ただ単に商品名やサービス名を知られればよいというものではありません。
その商品・サービスがどのようなものであるかを知ってもらい、興味関心を持ってもらう必要があります。
AIDMAでいうI(興味)、そしてD(欲求)に繋げる必要があります。

そのためには発信する情報・メッセージが顧客にとって魅力的でなければいけないわけです。

ここで注意しなければならないのは、売る側の視点で機能やスペックを発信してもダメだということです。
それは売る側の独りよがりなメッセージとなって、顧客にとっては「だから何?」というような内容となってしまいます。

そうではなく大切なのは、その商品・サービスが顧客にとってどのような「価値」があるかを伝えることです。
「価値」とは、顧客のニーズに応えること・課題を解決することです。

BtoBビジネスの例

例えば、営業管理システム(SFA)について考えてみましょう。

機能の説明:
このSFAは、顧客情報、案件情報を管理でき、データをグラフ化してみることができます。

価値提案:
このSFAでは、顧客情報、案件情報を全社的に共有できるので、知識や情報を共有化できます。また、営業プロセスを見える化できるので、どこにボトルネックがあるかを把握し、効果的な対策が打てるので、営業効率を上げ、売上向上につながります。

どちらがより顧客に訴求ができるかというと、後者ではないでしょうか。

また、自社の商品・サービスが提供する価値を顧客にとって分かりやすく、端的に伝えることが大切です。
専門用語や難解な言葉を使うのではなく、顧客にすぐ理解してもらえる表現にするべきなのです。

誰に伝えるのか?ターゲット顧客はだれか?

どのような価値があるかを伝えるためには、誰に伝えるのかというのも重要になってきます。
つまりターゲット顧客の設定も大切です。

なぜならターゲット顧客が誰か、どのようなニーズを持っているかによって、訴求する内容も変わってきます。
また、伝えるためのメディア・媒体も変わってくるのです。

ターゲット顧客の心に響く伝え方、メッセージにすることが大切です。

まとめ

どんなにいいモノでも、顧客に対して価値があり、その価値を伝えられなければ買ってもらえません。

「誰に対して」「どのような価値を」「どのように伝えるか」が重要なのです。

いいモノを作っているのであれば、その良さを分かってもらうために「伝える」ということもとても大切なことなのです。