BtoBマーケティングで企業に選ばれる個人を育成する
中小企業診断士の野村昌平です。
物を売るのではなく、「提供する価値」が重要とお伝えしています。
しかし、「価値」と言う言葉を聞いてもピンと来ないかもしれませんので、ここでは「価値」についてより詳しくお伝えします。
価値とは何なのか
「価値」という言葉を改めて国語辞典で調べてみると
物がもっている,何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性。
(大辞林 第三版)
その事物がどのくらい役に立つかの度合い。値打ち。
(デジタル大辞泉)
と記載されています。
つまり、どの程度役に立つか?ということですね。
では、「役に立つ」というのはどういうことかというと、「課題を解決すること」です。
課題を解決できるから、役に立つわけで「価値」があるわけです。
つまり、「価値」=「課題解決」と言えます。
どんな課題解決ができるのか?
ですので、ビジネスを行う上では
「その商品・サービスはどんな課題解決につながるのか?」
ということが重要だということです。
課題解決というと大げさに聞こえるかもしれませんが、言い換えてみると
・困っていることや悩んでいることを解消する
・望んでいることや求めていることを満たす
・あるべき姿とのギャップを埋める
ということですね。
例えば、私の例でいうと
「展示会から新規の受注につなげるための仕組みを作りたい」
という課題を持っている企業に対して
「展示会の企画からフォローまでの戦略を立て、新規顧客を獲得できる仕組みを作る」
という課題解決を行っていたりします。
課題解決することで、価値を提供し、顧客に喜んでもらえて、対価が手に入るわけですね。
ですので、より大きな課題を解決できれば、提供する価値が上がり、得られる対価も大きくなるわけです。
自分は顧客のどのような課題を解決できるのか?
ということを考えてみてください。
そして「誰に」「どのような価値を提供するのか?」
というのがビジネスコンセプトにつながってきます。
明確なビジネスコンセプトを持つことが
ビジネスを成功させるカギとなります。
ビジネスコンセプトの作り方についてはこちらをご覧ください。
⇒ビジネスコンセプトの作り方 3つのポイント