中小企業診断士の資格を取得し、
独立・起業を目指されている方も多いのではないでしょうか。
資格を活かして自身の力で事業を立ち上げたいと考える方にとって、
年収1,000万円は具体的な目標の一つになる方も多いです。
「中小企業診断士として本当に年収1,000万円を稼げるのか?」
という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
結論から申し上げますと、
「十分に可能です」
私自身も中小企業診断士経営コンサルタントとして、
独立していますが2年目には1,000万円を超えました。
また、私は多くのコンサルタントの
独立・起業支援に携わってきました。
私のクライアントの中には、
中小企業診断士の資格を活用して年収1,000万円はもちろんのこと、
2,000万円以上を達成している方も複数いらっしゃいます。
そこで中小企業診断士として安定的に稼ぎ、
年収1,000万円を目指すために
不可欠な3つのポイントを具体的に解説していきます。
目次
1. 専門性の明確化
第一のポイントは、
「自身の専門性を明確に打ち出す」ことです。
中小企業診断士だからといって、
「経営コンサルタントとして何でも対応できます」
という姿勢は、必ずしも効果的ではありません。
それよりも、
「最も得意とする専門分野を見つけ出し、そこに特化する」方が、
圧倒的に収益を上げやすくなります。
例えば、私の場合は「マーケティング」や「セールス」といった
売上アップに特化したコンサルティングを提供しています。
他の分野もサポートは可能ですが、
売上アップが最も得意であるため、
その専門性を前面に出して活動しています。
では、なぜ専門分野に特化した方がいいのか?
それはクライアントに選ばれやすくなるからです。
「何でもできます」というスタンスは、
往々にして「何もできない」と受け取られがちです。
飲食店を例に考えると分かりやすいでしょう。
「和食も洋食もラーメンも何でも提供できて、どれも美味しいです」
と言われても、顧客は特定の魅力を感じにくいのではないでしょうか。
「何でも対応できる」コンサルタントも同様に、
顧客に特定の価値を提供しにくい状態に陥りがちです。
特定の業界に特化する(例:IT系企業専門)や、
特定の業務に絞る(例:マーケティング支援専門)など、
自身の専門性を明確にしたコンサルタントの方が、
結果としてクライアントに選ばれやすくなります。
私のクライアントの中には、
IT系システムエンジニア出身の方がIT導入支援に特化したり、
製造業の新商品開発に絞って活動したりすることで、
年収1,000万円、2,000万円と売上を伸ばしている事例が多くあります。
「中小企業診断士・経営コンサルタント」
という漠然とした肩書きではなく、
「私は〇〇業界の、〇〇の課題解決が得意な専門家です」
と、自身の専門性を明確に打ち出すことが重要です。
専門性を打ち出すことは
クライアントに選ばれやすくなるだけでなく
ほかのメリットもあります。
それは、自身の得意分野に集中することで、
クライアントに対してより高い成果を提供しやすくなるからです。
不慣れな分野を調べながら業務を進めるよりも、
得意分野を活かした方が、
クライアントの課題解決に貢献できるのは明白です。
結果として、
提供するサービスの単価向上にも繋がり、
収益性の向上が期待できます。
そのため、自身の専門性を明確に打ち出すことが、
最初の重要なステップとなります。
2. 高単価コンサルティング商品の構築
第二のポイントは、
「高単価なコンサルティング商品を構築する」ことです。
そもそも単価が低いビジネスモデルでは、
収益を安定させることは困難です。
例えば、1日3万円の相談業務だけで年収1,000万円を目指すと、
1ヶ月休みなし毎日働いても約90万円です。
年間で考えれば目標達成は非常に厳しいでしょう。
休みも欲しいでしょうし、毎日仕事がある保証もありません。
単価の低いビジネスモデル、薄利多売では、
「忙しいけど儲からない」となってしまいます。
コンサルタントとして1,000万円を稼ごうと思うと
高単価なサービスを提供することが極めて重要になります。
例えば、
「売上アップ支援を6ヶ月間100万円で提供する」
という商品があったとします。
この商品を月に1社契約することができれば、
年間売上は1,200万円に達します。
単価が低い商品は、数を多く売る必要がありますが、
顧客数を増やすのは容易ではありません。
それよりも、しっかりと高単価な商品を構築し、
少ない顧客数でも十分な売上を確保できる仕組みを整えることが非重要です。
また、単発の「顧問契約で月10万円」といった形よりも、
「6ヶ月間で貴社をこのように改善します」といった
明確な期間と成果を示すコンサルティング商品の方が、
クライアントにとって価値が伝わりやすく、
結果として単価も上げやすくなります。
3. 売る力の獲得
最後の第三のポイントは、
「構築したコンサルティング商品を実際に売る」ことです。
独立後は、ご自身が経営者となり、自ら商品を売らなければなりません。
そのためには、
そのコンサルティングを必要としている企業や個人を特定し、
積極的にアプローチしていくことが不可欠です。
結局のところ、収益を上げられるか否かは、
この「売る力」の有無にかかっています。
売る力を高めるためには、
「マーケティング」と「セールス」に学び、実践することです。
収益を生み出す「売る力」を習得することが、この3つ目のポイントとなります。
まとめ
年収1,000万円を達成するための3つの重要ポイントをまとめます。
1. 専門性の明確化
顧客から「この分野ならこの専門家だ」と認識されるよう、
自身の得意分野や専門領域を明確にし、それを前面に打ち出す。2. 高単価コンサルティング商品の構築
一定期間で明確な成果を提供できる
価値の高い高単価なコンサルティング商品を開発する。3. 売る力の獲得
どんなに良い商品があっても、
それを必要とする顧客に届けられなければ意味がない。
マーケティングとセールスを学び、
自身のコンサルティング商品を「売る力」を身につける。
これらのポイントを実践することで、
ご自身の専門性を最大限に活かし、高単価なサービスを提供し、
そしてそれを顧客に売ることができます。
それにより年収1,000万円という目標は十分に達成可能です。
これから独立・起業を検討されている方、
あるいはさらなる売上向上を目指している方は、
ぜひこれらの3つのポイントを事業戦略に組み込んでみてください。
もし、集客の仕組みづくりについてもっと具体的に学びたい、
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