コンサルタントが起業するときに効果的なマーケティング

コンサルタントやコーチ、士業の方が
独立して成功するためには
マーケティングが重要となります。

マーケティングとは言ってみれば
「売れる仕組み」とも言えます。

簡単に売れるための仕組み
自然に売れていく仕組み
を作ることで売上を上げやすくなります。

今回は起業したての
コンサルタントやコーチ、士業の方が
実践しやすく、効果が出やすいマーケティング戦略
についてお伝えしていきます。

目次

そもそもマーケティングって何?

効果的なマーケティング戦略の前に
そもそもマーケティングとは何か?
ということについても簡単に触れておきます。

マーケティングというと
・Webマーケティング
・SNSマーケティング
・動画マーケティング
など○○マーケティングという言葉を
よく見かけるかと思います。

これらの言葉から受ける印象としては
「マーケティングとは集客のこと」
と思いがちです。

しかし、実はこの認識は正しくありません。

このような○○マーケティングというものは
マーケティングの中の一部である
プロモーションのことを言ってることが多いです。

プロモーション、集客というのは
マーケティングのほんの一部にすぎません。

本当のマーケティングとはもっと大きな概念です。

 

では、大きな概念でのマーケティングとは何か?

冒頭でも書いたように簡単に言うと
「売れる仕組み作り」とも言えます。

「売れる仕組みだから、集客でしょ!」
それは間違いではないのですが、
売れる仕組みには集客以外の要素も重要です。

例えば、
・市場の状況やニーズの調査
・売れやすい商品作り
・ブランディング
・顧客との関係づくり
などなど、様々な要素があります。

これらを統合的に考え
売れる仕組みを作ることがマーケティングなのです。

ですので、マーケティングでは
検討しなければならないことが数多くあるのです。

起業したての時に効果的なマーケティング戦略

では、
起業したてのコンサルタントやコーチ、士業にとって
効果的なマーケティング戦略はどう作ればいいのか?

そこに入っていきます。

先ほども書いたようにマーケティングでは
検討すべき要素が数多くあります。

とはいえ、それらを起業したてのときから
いきなり詳細に詰めるのは簡単ではありません。

ですので、ここでは実践しやすく、
効果が出やすいポイントに絞ってお伝えしていきます。

では、そのポイントとは何か?

というと以下の3点です。

①自分の強みを明確にする

②ターゲットを明確にする

③ターゲットにアプローチする

この3つのポイントを押さえた
マーケティング戦略を作る必要があります。

①自分の強みを明確にする

コンサルタントやコーチ、士業の方の
マーケティング戦略を作るうえで
自分の強みを明確にすることが大事です。

今の時代は、
コンサルタントやコーチ、各種士業も
競合がたくさんいます。

なので、
・資格を取ったから仕事が取れる
・看板を掲げたから仕事が取れる
という時代ではありません。

そのように競合がたくさんいる中で
競争に打ち勝ち、契約を取っていくためには
自分の強みを打ち出す必要があります。

「とりあえず何でもやります!」
という人は残念ながら
クライアントから選ばれにくいです。

なぜなら
「何でもやります」は
「何にもできない」と受け取られるからです。

飲食店で
「うちのお店は何でもおいしいです」
というお店はあまり魅力的ではありませんよね。

それよりも
「うちはこれが目玉商品です」
と言ってくれるお店の方が魅力的に見えます。

同じようにコンサルタントやコーチ、士業も
自分の強みを明確にするほうが
魅力的に見てもらえるようになり
選ばれるようになるのです。

ですので、
自分の強みを明確にすることは重要です。

②ターゲットを明確にする

自分の強みを明確にしたうえで
ターゲットを明確にすることも大切です。

起業したての
コンサルタントやコーチ、士業の方は
ついつい何でもいいから仕事を取ろうと
間口を広げてしまう方も多いです。

「ターゲットは誰ですか?」
と聞くと
「中小企業の経営者さんです!」
等と答える方も多いです。

しかし、中小企業の経営者というのは
間口が広すぎます。

中小企業の経営者というと
・200人の製造業の社長も
・起業したての一人社長も
中小企業の経営者です。

「何でもやります」
が選ばれないように
「どんな方でも対応します」
も選ばれません。

飲食店で
「老若男女問わずおいしい料理を出してます」
というよりも
「ヘルシー志向の30代の女性向けです」
と言われた方が魅力的に見えますよね。

それと同じように誰向けなのか
ターゲットを明確にするほうが
ターゲットの心に響きやすいのです。

ですので、自分の強みを活かせる
ターゲットを明確にするのが重要です。

③ターゲットにアプローチする

①自分の強みを明確にし
②強みを活かせるターゲットを設定しました。

その上での3番目としては
設定したターゲットにアプローチする
ということです。

ターゲットが明確になっていれば
どんなメディアをよく使っているのか
どこに行けば会えるのかが
見えてくるはずです。

ターゲットがよく見るメディアで情報発信をしたり
出会える場所に出かけていけばいいのです。

特に起業当初は直接ターゲットに会える場所に
行くことがおすすめです。

WebやSNSなど使った情報発信も大事ですが
これらは時間がかかります。

一方、直接会える場所に行けば
すぐに商談へとつなげることも可能です。

ですので、交流会、イベント、セミナーなど
ターゲットが集まりそうな場所に出かけて
直接会うことが即効性があり効果的です。

ぜひ直接会える場所を探してみてください

 

まとめ

コンサルタントやコーチ、士業の方が
起業当初にやるべきマーケティング戦略について
お伝えしてきました。

まとめると

①自分の強みを明確にする

②ターゲットを明確にする

③ターゲットにアプローチする

この3つです。

考え方はシンプルにし、
行動を取っていくことが重要です。

 

野村 昌平

野村 昌平

中小企業診断士/ウェブ解析士/VEスペシャリスト/一般社団法人データマーケティングラボラトリー理事
「企業に選ばれる個人事業者を育成する」というミッションを掲げて活動中。

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